これは努力が足りないからではありません。方向が間違っているのでもありません。
あなたの身体が、あなたの努力を「拒否」しているからです。
脳には「これ以上動くな」という強力な条件反射があります。慢性的な痛みや疲労が続くと、脳はその状態を「嫌だ」と記憶し始めます。そして、特定の条件がそろった瞬間に痛みや疲労をフィードバックして、自動的にブレーキをかけます。
ストレッチをしても、筋トレをしても、整体に通っても——脳がその条件を記憶している限り、身体は元の崩れた状態に引き戻されます。
これが「生活に戻ると、身体が勝手に崩れる」正体です。
問題は努力の量ではありません。介入する場所が間違っているのです。
脳が「崩れた条件」を五感で記憶している限り、外からどれだけアプローチを積み上げても、身体はすべてを跳ね返します。
変えるべきは筋肉でも姿勢でもなく、五感で記憶している「脳の条件反射」そのものです。
脳の条件反射に阻まれている限り、ブレーキをかけながらアクセルを踏み続けるその努力は、すべて身体の拒否によってかき消されます。